神戸・三宮でキャリアプランと結婚をテーマに婚活をサポートしているマリッジマネジメントセンターの仲人自念（じねん）です。
最近マスコミでよく取り上げられている、「20代独身男性の4割はデート未経験」という記事。これは、政府報告書、内閣府の男女共同参画局が取りまとめた「男女共同参画白書 令和4年版」に掲載されていうデータです。
ただ、これは、男性が草食になったよ！ということを伝えたい訳ではないように感じます。この白書を読み解いていくと、「恋人として交際した人がいない」と回答した20〜30代の独身女性は24.1％、独身男性は37.6％となっており、交際経験がない20代の男性は4割近くに達していました。
この男女の数値の違いは何か、ということを少し考えてみたいと思います。白書には言及されていませんが、日本では女性の社会進出が十分ではなく、男性と女性の経済力に差があるのが現実です。
30代は、20代よりも男女の年収差が大きい時期です。 30代男性の平均年収は、30代前半で458万円、30代後半では518万円です。 一方女性の平均年収は、30代前半で309万円、30代後半では311万円。 20代後半の女性の平均年収は319万円ですので、20代よりも30代の方が下がっています。参照：転職サイト
このため、経済力が低い女性は、男性に頼らざるを得ない部分があり、結果として交際経験の有無が男女間で発生している可能性が考えられます。
これが、だから女性はお金目当てなのか、などと考えるのは飛躍していると思います。こういう社会構造になっている日本にいることを知って必要があるのだと思います。
私は、婚活にはご自身のキャリアプランと将来設計が何より大事と伝え続けています。こういう社会に生きる一人の人間としてこの環境の中で、如何にキャリアを積み上げ、自分の思う人生を生きるか、そこを軸として、仕事も婚活も考える必要があるのだと感じています。
これから婚活をスタートされる方は、ぜひ、ご自身のキャリアと将来設計を見つけての活動をお薦めいたします。
婚活とキャリアの両輪の大切さをマイベストプロ 神戸（神戸新聞社協賛）コラムでも執筆しています。ご興味のある方は、こちらもお読みくださいね。→マイベストプロ 神戸 今回の白書についてもコラムを更新したいと思っていますので、お待ちくださいね。
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