最近、増加中の長期交際の末の破局の原因

2023.09.30
自念のコラム

三宮・神戸の結婚相談所マリッジマネジメントセンター　自念（じねん）です。

最近の仲人同士の話題に、長期交際の末の破局するカップルが多いというお話について。

6ヶ月真剣交際後の破局
結納目前の破局
お顔合わせ後の破局

こんなタイミングで破局をするカップルが、どうやら急増中です。

私の周りの仲人だけでも、多発している訳ですから全国的にみると急増でしょうね。

当の私のところでも、最近結婚目前で、破局のカップルが3組です。

破局のその時は、それぞれに言い分を聞いて事にあたりますので、大局的に見られていないことが多勝ったのですが、それから時間を経て、検証する必要があると思い、振り返っていただきました。

それぞれに言い分はありましたが、原因となったことってそんな大きいことではなかったということが判明です。

例えば、ですが、

愛情表現が自分と違う・・具体的にはきちんと好きといってくれない

生活観がちがう・・・仕事に夢中になると周りを省みなさすぎ

ちょっとした思い違いが交際当初にあって、それが判明するまで時間がかかりすぎて最初から分かっていたら、こんなかけ違いはなかった

こんな風に、結婚をしているご夫婦に伺うとが、「・・・それ、なんとかならなかったかな・・・」

難しい問題です。確かに、我慢ばかりだと、人生がしんどいものになります。

でも、パズルの一片を探すようなことでは、お相手探しは難しいです。ことばを変えると、自分のイメージしている人はいないって思う方が現実的ということなのだと思います。

必要なことは、如何に歩みよれるかということそう、距離感を如何に近づけるかということ。それができていないと、主張と主張がぶつかり合って、絆ができずに破局してしまうように感じます。

距離感をどうやって近づける？

こんなことを考えたことがありますか？

少し話しがそれますが、「星の王子様」という小説がありますが、そこに、距離感を近づけるヒントがあります。

ストーリーはご存じでしょうか？簡単にお話すると、

物語は、飛空士である「僕」が、サハラ砂漠に不時着する場面から始まります。

これまで心からわかり合える人には出会えないまま生きてきた「僕」。ある日、不時着した砂漠で小さな星からやってきた王子さまと出会いました。王子さまは、それまで誰にも理解されることのなかった「僕」の描いた「ゾウを飲み込んだウワバミ」の絵を一目で言い当て、さらに羊の絵を描いてほしいと言います。

飛行機の修理をしながら、王子さまが旅で訪れたさまざまな星の話を聞く「僕」。やがて、王子さまは「僕」にとってかけがえのない存在になります（参照：https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6306）

「僕」にとって王子様はいつの頃か、そんな特別な存在になるのです。恋愛・婚活もきっと同じです。

いつのまにか、なくてはならない人になっている。そうなるために、出会い、わかり合い、距離感を近づけていくのです。

実は、そういう関係になるヒントは、この本の中にあります。

男性にとっては、「定番」女性にとっては、「時間」なのです。

女性は、「時間」をかけたに対象物に情がわく生き物なのです。手をかけ、こころに止めて一緒の時間を過ごした相手に愛情が湧くのです。だから、男性は、「賢明に女性に会いにいく」実は、この会いにいくという定番を作ることで、愛情が湧くのです。

男女とは、うまくできている関係なのですが、どこか、人工的な作為的な力が加わることで関係がなかなか築けなくなっているようです。

自分のイメージという妄想ばかりにとらわれていると、関係を構築することはできません。最初の話に戻りますが、6ヶ月間、それぞれにお互いの言い分を聞き会い、見定めるという気持ちで出会いを重ねてもそれは、関係を構築しているとはいえないのでしょう。これは、結果が破局だからという結果から導いたものではなく、半年という長い間交際をしていたのにも関わらず、その理由が個々のイメージとは合わなかったというものであることから、分かる理由です。