個別相談では、どんなことを話すのか
― 入会を決めなくても大丈夫な相談の時間について ―
結婚相談所って、なかなか行きにくいところですよね。
婚活や結婚相手探しの「最後の砦」、
ある意味では「婚活の駆け込み寺」と言われることもあります。
でも実は、結婚相談所は「最後」ではなく、
結婚を考え始めるためのスタート地点だと、私は考えています。
今は、安心して出会える場所が少なく、
「他に選択肢がないから」と婚活アプリを使っている方も多いように感じます。
けれど、結婚相談所はアプリよりも特別な場所ではなく、
もっと身近に活用してほしい「出会いのためのツール」です。
そして何より、結婚相談所は
結婚を考える人に寄り添い、伴走する存在であるべきだと思っています。
① 個別相談は、結論を出す場ではありません
結婚相談所の「個別相談」というと、
「入会を勧められるのではないか」
「その場で何かを決めないといけないのでは」
そんな不安を感じる方も多いかもしれません。
ですが、このマリッジマネジメントセンターの個別相談は、
結婚するかどうか、入会するかどうかを決める場ではありません。
今の婚活の状況や、
これまでの出会いの中で感じてきたこと、
条件や理想についての迷いなどを、
一度、言葉にして整理するための時間です。
婚活がうまくいかないとき、
それは「考え方が間違っている」わけでも、
「判断力が足りない」わけでもありません。
多くの場合、
情報が多すぎて、何を基準に考えればいいのか
分からなくなっているだけなのです。
誰かに話すことで、
「自分は何に引っかかっていたのか」
「本当はどこで迷っていたのか」
が、少しずつ見えてくることがあります。
個別相談は、
答えを出すための時間ではなく、
自分の考えや気持ちを整理するための時間。
その結果、今は何も決めない、という選択になっても、
まったく問題ありません。
② 個別相談では、どんなことをお聞きしているのか
個別相談でお聞きしているのは、
「理想の条件」や「いつまでに結婚したいか」といった
答えを出すための質問だけではありません。
むしろ多いのは、
これまでの婚活や恋愛の中で、うまくいかなかった経験についてのお話です。
たとえば、
何度かお見合いや交際をしてきたけれど、
なぜか続かなかったこと。
婚活アプリを使ってみたものの、
気持ちが追いつかなかったこと。
あるいは、結婚相談所という存在そのものに対して、
「本当に結婚できるのだろうか」という
半信半疑の気持ちを抱えている方も少なくありません。
また、男女を問わずよく聞くのが、
「恋愛経験が少ないこと」への引け目です。
大学時代から恋愛の機会が多かったわけではなく、
周囲と比べてしまって自信を持てない。
過去の恋愛や、破局を迎えた経験が、
いまの婚活にも影を落としていると感じている方もいます。
個別相談では、
そうした気持ちを「問題」や「弱点」として扱うことはありません。
うまくいかなかった経験や、不安な思いは、
その人が真剣に結婚と向き合ってきた証でもあるからです。
誰にも話せずに抱えてきたことを、
一度、言葉にしてみる。
それだけでも、気持ちが少し軽くなったり、
次に考えるべきことが見えてくることがあります。

③ 条件と気持ちがズレてしまう理由
婚活のご相談を受けていると、
「条件としては悪くないと思うのに、どうしても決めきれない」
「頭では分かっているのに、気持ちがついてこない」
という声を、とても多く耳にします。
このような状態になると、
「自分はわがままなのでは」
「判断力が足りないのでは」
と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
けれど実際には、
条件と気持ちがズレてしまうこと自体は、とても自然なことです。
たとえば、今でもよく思い出す事例があります。
地方公務員として働く女性の婚活を伴走したときのことです。
彼女は、
「この仕事が好きで、これからも続けていきたい」
「仕事への理解がある人と結婚したい」
と、はっきり話してくれていました。
お相手の年収についても、
「それほど重視していません」とおっしゃっていました。
ところが実際に活動が始まると、
彼女が選ぶお相手は、
住んでいる地域が遠く、
お見合いやデートに長時間かかる方が多かったのです。
仲人の立場から見ると、
地方公務員という職業は、
県外への転勤が難しい場合が多く、
結婚後の生活を考えると、
地元を中心にお相手を探す方が現実的です。
彼女自身も、
「仕事を続けたい」という気持ちは本物でした。
けれど、
仕事を大切にしたいという思いと、
お相手選びの傾向とが、
知らず知らずのうちに大きくズレてしまっていたのです。
これは、職業という現実条件から生じた
婚活のミスマッチの一例です。
本人の希望が間違っていたわけでも、
選び方が悪かったわけでもありません。
ただ、
大切にしているもの同士の優先順位が整理されていなかった
それだけなのです。
婚活では、このように
「頭で考えている希望」と
「行動として選んでいる相手」が
食い違ってしまうことが、決して珍しくありません。
個別相談では、
こうしたズレを「修正」するのではなく、
どこで、なぜズレが生まれているのかを
一緒に整理していきます。
条件と気持ち、
どちらが正しいかを決めるのではなく、
自分にとって何を大切にしたいのかを、言葉にすること。
それができると、
婚活の方向性は、自然と整っていくことが多いのです。
④ よくあるご不安について
個別相談をご案内すると、
多くの方が、実際に口にされる前から
同じような不安を抱えていらっしゃいます。
たとえば、
- 相談したら、入会を勧められるのではないか
- まだ何も決まっていないのに、行ってもいいのだろうか
- 今さら結婚の相談をするのは遅いのではないか
こうした気持ちは、とても自然なものです。
結婚や婚活の話は、
簡単に人に打ち明けられるものではありませんし、
一度足を踏み入れたら後戻りできないように感じてしまう方も少なくありません。
まずお伝えしたいのは、
個別相談は、入会を前提とした場ではないということです。
ご相談の結果、
「今は入会しない」「少し時間を置きたい」
という選択になっても、まったく問題ありません。
また、
「まだ何も整理できていない」
「何を相談すればいいのか分からない」
という状態で来られる方も多くいらっしゃいます。
個別相談は、
考えがまとまってから来る場所ではなく、
考えを整理するために来る場所だからです。
年齢や、これまでの婚活歴について不安を感じている方もいますが、
それによって相談をお断りすることはありません。
むしろ、
これまでどんな選択をしてきたのか、
どんな迷いを抱えてきたのか、
そこにこそ、その人らしさや背景があります。
個別相談では、
無理な勧誘や、急かすような提案は行っていません。
一人ひとりの状況を伺いながら、
今、何を考えることが必要なのかを
一緒に整理していくことを大切にしています。
「相談してもいいのか迷っている」
その気持ちのままで、お話しに来ていただいて大丈夫です。
⑤ 相談後の選択は、人それぞれです
個別相談を終えたあと、
すぐに何かを決めなければならない、ということはありません。
お話しをしてみて、
「少し気持ちが整理できた」
「自分が何に迷っていたのか分かった」
それだけで、十分な時間になることもあります。
ご相談の結果、
今は入会しない、
もう少し一人で考えてみる、
別の方法を選ぶ、
そうした選択になる方もいらっしゃいます。
それも含めて、大切な一歩だと考えています。
婚活は、
正解を早く当てることが目的ではありません。
誰かと比べたり、焦って決めたりするものでもありません。
自分にとって納得できる選択を、
自分のペースで見つけていく過程です。
もし今、
「このまま一人で考え続けるのは少ししんどい」
「誰かに話しながら整理してみたい」
そう感じていらっしゃるなら、
個別相談という時間を使ってみるのも、一つの方法です。
今すぐ結論を出す必要はありません。
話してみてから考える、
という順番でも大丈夫です。
▶︎ 個別相談のご案内はこちら
入会を前提としない、
今の状況やお気持ちを整理するための個別相談です。
無理な勧誘は行っていませんので、
安心してお話しください。




