【できる女性が、結婚に踏み切れない理由】
「私、どうしてもお見合の相手をいつもいる会社の仲間と比べてしまうんです。そうすると踏み切れなくなってしまうんです」
「えっーと・・・・それは、どういうところで見劣りしてしまうのですか?」
彼女は私の目を見据えて・・・・・
「プロジェクトチームの仲間です。一つのプロジェクトで仕事をするということは、自分のことだけ考えていると、仕事成功できない危険があります。ですので、体調の悪い人や初心者でもチーム一員として頑張れているかやだれかが手を抜いていればそれが命とりになることもあるのでそんなことがないようにと、いろいろと気を配ります。
やはりそのチームリーダーは男性が多いのですが、彼らはとても積極的に声がけをしたり、引っ張り上げてくれたりと、すごくサポートしてくれるんです。まあ、そういう人たちはみんな結婚しているんですけどねぇ……」
なるほど、魅力的であるの仲間と仕事ができる幸せがあるからこそか、だから、婚活男性のちょっとしたあらが見えてしまい、交際に踏み切れないのか。。。。。
納得です。
「婚活は、気遣いをしたくても職場のように一つの目的があらかじめ想定された場ではありません。比べるのは酷ですよ」
「そうですよね……」
「だからといって、気遣いができない男性はダメですよね。なら、あなたが示す気遣いを理解してくれて、それを感謝してくれるお相手を選ぶというのはどうでしょうか。そういうお相手であれば、きっとあなたのことを大事にしてくれますし、思いやりや気遣いを大切にしてくれます。
大切にしているものが一致することで、いい関係が作れるのではないかな」
彼女は、私の提案を受け入れてくれました。
そして、7歳年上の男性との結婚を決めた。
「こんなに自分を大切にして、愛してくれる女性はもういない」と彼女にメロメロです。
人間は相手に、自分と同程度の思いやりや気遣いを求めがちなになります。でもそうではなく、思いやりや気遣いを察し感謝してくれる男性を選ぶという発想に立てば、結婚も現実的なのものとなりやすい。
婚活に限らず、相手に求めるものが多くなると、自分の基準に合わないからといって切り捨ててしまったり、逆に重く感じられたり敬遠されたりしてしまいます。
見返りを期待しないということが、すべての人間関係を良くするポイントかもしれないです。