「夫が年上」はもう当たり前ではない?成婚白書から見る、縮まる夫婦の年齢差

結婚相手を探すとき、「年齢」はどこまで大切?

婚活では、お相手の年齢を気にする方は少なくありません。

「できれば同年代がいい」
「自分より年下の女性がいい」
「年上は〇歳くらいまで」

そんな希望をお聞きすることもよくあります。

では、実際に結婚した二人の年齢差はどうなっているのでしょうか。

先日発表されたIBJの「成婚白書」から、今の結婚における「夫婦の年齢差」について考えてみました。

1.夫婦の年齢差が8年間で約1.5歳縮まった

2017年4.23歳 → 2025年2.77歳に!

成婚白書によると、2025年に成婚した9,394組の夫婦の平均年齢差は2.77歳。

2017年の4.23歳から、8年間で約1.5歳縮まっています。

さらに注目したいのが、「同年齢+妻年上」のカップルです。

2017年には17.4%だった割合が、2025年には27.8%に増加。今では4組に1組以上が「同年齢または妻が年上」ということになります。

特に年齢差の変化が大きいのが、40代以降です。

50代では平均7.66歳差から3.57歳差へ、60代以上では8.33歳差から3.06歳差へ。

「夫が年上、妻が年下」というこれまでの結婚のイメージが、少しずつ変わってきていることが数字からも見えてきます。

2.4組に1組以上が「同年齢」または「妻年上」

同年齢+妻年上が17.4% → 27.8%へ

「夫が年上、妻が年下」という結婚の定番そのものが変化してきていることが伺えます。

これは、“夫が大きく年上”という従来型の結婚スタイルから、
「同年代婚」へと価値観が移行している実態が明らかになり、
結婚そのものに求めているものが
変わってきたことの現れであるようです。

また、「妻年上」の成婚割合は8年間で約1.9倍に増加。
これまで一般的だった『夫が年上、妻が年下』という組み合わせから
年齢差にとらわれず、価値観やライフスタイルの近さを重視する傾向が
強まっていることがうかがえる結果となっています。

最近、会員の方にお相手への希望を伺うと、よく出てくる言葉があります。

「価値観が近い人がいい」

さらにお話を伺っていくと、
男性から「価値観が合えば年上の女性でも構わない」という言葉が出ることもあります。

一方、「価値観が近い人」を考えていくと、
「同じ時代を生きてきた同世代の人の方が話が合うかもしれない」と気づく方もいます。

婚活の現場でも、年齢そのものより、「一緒にいて違和感がないこと」を重視する方が
増えているように感じます。

3.なぜ夫婦の年齢差は縮まっているのか

共働きが当たり前になり、結婚相手に求めるものが変化。

「年上男性=経済的安定」だけではなく、
二人で働き、二人で暮らしをつくる結婚へ。

前回の「成婚白書から考える、共働き時代の結婚」コラムでもご案内していますが、
結婚は、「夫が主に家計を支え、妻が家庭を支える」という従来の結婚像だけではなく、
二人で働き、二人で家庭をつくる結婚が一般的になってきました。

共働き化によって「夫が年上=経済的安定」という従来型の意味合いが薄れてきた可能性が
顕著であるということです。

4.MMCの成婚を見ても、大きな年齢差はむしろ少ない

25年間の仲人経験から見ても、年齢差を最優先して相手を選んだというより、

「話が合った」
「一緒にいて自然だった」
「考えている将来が近かった」

その結果として数歳の年齢差だった、というご縁が多い。

45歳以降になると5~7歳程度の年齢差の成婚もありますが、
「若いから」「高収入だから」という一条件だけで決まるわけではありません。

先日も、入会時には「年齢差12歳くらい」と言われていた男性が、
結婚するときには、「一緒にいて楽だから」6歳差の方と成婚された事例があります。

条件を妥協したわけではない。
婚活を通して、自分にとって本当に大切なものが見えてきた。

これは「希望条件を下げた」ということではありません。
実際に人と出会う中で、「自分が結婚生活で本当に大切にしたいもの」が見えてきたのだと思います。
婚活を始める時に考えていた条件と、実際に結婚を決める時の条件が変わることは、
決して珍しいことではありません。

5.40代以降こそ「何歳差」より「これからをどう生きたいか」

年齢を重ねるほど、

仕事、住まい、親、健康、老後、お金、休日の過ごし方など、

結婚後の生活そのものが具体的になる。

だからこそ「何歳の人か」より、
「これからの人生を一緒に歩ける人か」が重要になる。

先日、成婚会員からお手紙をいただきました。
「今年は、結婚して10年です。一度ご挨拶に伺いたいと思っています。」

というもの。

42歳で入会した時から、再婚であることでご自身の中には軸があり、
「一緒に歩んでいくことができる人が良い」というのが条件。

いろいろな出会いをされながら、今の奥様に出会うと3か月で結婚を決められたことが、
懐かしく思い出されます。
幸せそうなお二人に出会うのは楽しみです。

6.年齢条件をなくす必要はありません

希望年齢があること自体は悪くはありません。

大事なことは、ただ、その数字だけで「出会わない」と決めてしまう前に、
「なぜ私はこの年齢を希望しているのだろう?」

と一度考えてみる。

その条件が、本当に自分の幸せな結婚に必要なのであろうか。
それとも、なんとなく持っていた結婚相手のイメージなのか。

そのあたりを内省してほしいと思います。

まとめ

このIBJの成婚白書が教えてくれるのは、
「年齢差のある結婚がダメ」ということではありません。

結婚相手を選ぶ基準が、少しずつ変わってきているということです。

年齢ではなく、その人を見る。
条件だけではなく、二人でつくるこれからを見る。

そのためにはまず、自分自身が「結婚で何を大切にしたいのか」を知っておくことが大切です。

お相手選びの基準は、実はあなた自身の中にあります。
自分の婚活軸が見えてくると、「条件に合う・合わない」だけで判断する婚活から、
「この人とどんな人生をつくれるだろう」と考える婚活へ変わっていきます。

まずは、婚活軸チェックでご自身の軸を確かめてください。

参考資料:IBJ結婚みらい研究所 発表 【さよなら年の差】


IBJ結婚みらい研究所 成婚白書MMCシリーズ 第一弾【稼ぐ女性】 

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