幸福度ランキングと未婚率、関係ありなのか、なしなのか・・・

47都道府県の幸せ度ランキングの研究結果を法政大学が発表しています。
日本一幸せな県に輝いたのは<福井県>でした。
この「幸せな県ランキング」は40のデータを「生活・家族部門」「労働・企業部門」「安全・安心部門」「医療・健康部門」に分け、社会経済統計を活用して、都道府県の幸福度を分析し、都道府県の幸福度ランキングを付けたそうです。
残念ながら最下位は大阪でした・・・。そして、兵庫県はその二つ上、45位でした。
さて、この幸福度ランキングとは全く別のデータではあります。  総務省統計局 発表
47都道府県別、未婚率です。
男女別15歳以上人口について,
男性の未婚率は,東京都が37.2%と最も高く,次いで沖縄県が36.1%,神奈川県が34.8%などとなっている。
一方,最も低いのは和歌山県で25.2%,次いで秋田県が25.9%,福井県が26.1%などとなっている。
女性の未婚率は,東京都が29.2%と最も高く,次いで沖縄県が26.7%,京都府が25.1%などとなっている。
一方,最も低いのは島根県で17.1%,次いで富山県が17.4%,福井県が17.7%などとなっている。
未婚率の低い県に、この福井県が入っています。
興味深いなっと思って、少し調べてみると、
福井県のご家庭は、3世代同居のご家庭が多いようです。
ぞして、女性の社会進出も全国トップレベル。
結婚して仕事を辞める選択など考えたこともないという女性が多い県。
そして、子供の教育にも熱心で、全国学力テストの順位も高い。
ちなみに兵庫県は、男性28.7%  女性22.6%  関西2府4県では、男女とも真ん中くらいに位置します。
今まで、私が、女性の結婚・仕事の相談を受けていて一番多い悩みが、「仕事を取るか、家庭を取るか」ということ。
そこには、「子育て」の悩みがつきまとい、仕事をしているときちんと育てられないという「自責の念」が、
ちらほらと見え隠れしていました。
しかし、福井県は、3世代同居で、安心して仕事ができる環境が整い、しかも、「揚げ物」惣菜購買率も高い。
仕事をしているから、お惣菜も手抜きOK文化があり、それをも認める環境があるってことになります。
肩の力を抜いて、活き活きとした勢いを感じます。
この福井県の実例をみていると、少し考え方や視点を変化させることで、もっと充実した時間や人生を持てるのはないかとまだまだ、伸びしろも改めて感じます。
個々の経済性や自己実現を求めるだけでなく、共同体のなかで義務や役割を負うという意識を持てば『福井のようにのびのび活き活きと生きれるのかも』と感じた統計結果です。
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