祝婚歌  二人が睦まじくいるためには・・・・

昨日 ニュースで「祝婚歌」が国会で披露されているVTRを見て、とても懐かしくなり、コラムで紹介がしたくなりました。
マリッジマネジメントセンターは、12年前のスタートの時は、
私と顧問の男性との二人でした。
その顧問が私によくこの「祝婚歌」の話をしてくれました。
そして結婚していく会員に色紙に書いて渡していました。
とても懐かしく、そしてとても胸が熱くなる歌です。
これからお相手を探す会員には、
よくこの一部を抜粋して、お見合いに行く前に話をしていました。
これは、「結婚」だけに特出したものではなく、人としてどう捉え、どう生きるかを
歌っているように感じます。
「祝婚歌」     (風が吹くと)
二人が睦まじくいるためには、
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらか
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
    <二人が睦まじくいるためには   吉野弘 著>
(この本の帯には、   初々しいふたりと少し疲れたふたりに   と書かれています)
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